南野　お疲れ？不発　シュート１本…Ｃ大阪５位転落

＜柏・Ｃ大阪＞前半、左サイドをドリブル突破するＣ大阪・南野

サッカー　Ｊ１第６節 Ｃ大阪１―２柏

（4月6日 柏）
　負けた事実が歯がゆかった。左ＭＦに入ったＣ大阪の南野は、０―１の前半２２分に高い位置でのボールダッシュからチャンスを演出。同３１分には豪快なドリブル突破からＭＦ長谷川へとスルーパスを通し、さらに同３３分は右足ミドルを放つ。だが、疲れが見えた後半は存在感を発揮できず、シュート１本のまま３３分に途中交代。反撃もＤＦ丸橋の得点のみに終わり、Ｃ大阪は１―２で柏に敗れた。

　「勝ち点３を狙ってたし、すごい悔しい試合。前半はドリブルでいけたけど、それがゴールにつながらなくて悔しい」

　日本代表候補に選ばれた１９歳は、試合後に反省ばかりを口にした。敵地で戦ったＡＣＬ１次リーグ・ブリラム戦（タイ）から中３日。チームに疲労感は見られなかったが、集中力を欠いた開始早々に先制点を許した。さらに前半に何度も好機を迎えながら同点にできず。３度の決定機を決めきれず、開幕からいまだゴールのないＭＦ柿谷は「（敗戦は）自分のせいと言ってもおかしくない」と責任を背負い込んだ。

　これでチームは２位から５位に転落。相手との接触で右足首を痛めた南野だが「大丈夫です」と問題がないことを強調した。きょう７日からは、Ｗ杯ブラジル大会に向けた代表候補合宿が始まる。「自分の特徴を出せればいいし、持ってる力を１００％出したい」。大逆転でのメンバー入りを目指し、ギアを入れ直してサバイバルへと乗り込む。