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ブラジル 敵地で5発大勝!ネイマールのハット達成に指揮官絶賛

[ 2014年3月7日 05:30 ]

南アフリカ戦でハットトリックを達成したブラジル代表FWネイマール

国際親善試合 ブラジル5―0南アフリカ

(3月5日)
 地元開催のW杯で最多記録を更新する6度目の優勝を目指すブラジルが、6月12日の開幕戦(対クロアチア)に向けて状態の良さを示した。敵地で5得点の大勝。FWネイマール(22=バルセロナ)が3得点を挙げた。

 フェリペ監督が「我々にはスペシャルな選手がいた」と絶賛するエースの決定力だった。ネイマールにとって12年9月の中国戦以来、代表で2度目のハットトリック。1―0の前半41分、速攻から強烈な左足でGKの股下を抜いた。後半開始直後には右足で技ありループ弾。4―0の終了間際にも右足でダメを押した。代表通算得点を一気に30(47試合)に伸ばした若き背番号10に、指揮官は「ますます成長している。これから体力も技術も伸びるだろう」とさらなる進化を予言した。

 ピッチ外の“雑音”の影響を感じさせなかった。所属するバルセロナでは自身が昨夏に加入した際、公表されなかった“裏金”の存在が1月に表面化。クラブのロセイ会長が辞任し脱税疑惑に発展した。2月には交際していた女優のブルーナ・マルケジーニと破局報道。1月には右かかとを負傷して約1カ月離脱した。年明け以降はクラブで1点しか挙げていなかった不安を一気に払しょくしてみせた。

 能力不足や層の薄さなどを懸念する声もあった1トップでフレッジとジョーは得点こそ挙げられなかったが、それぞれ1アシスト。FIFAランク64位の格下相手だけに手放しには喜べないが、守備陣も無失点と攻守がかみ合った。王国にとってはW杯に向けて手応えをつかむ一戦となった。

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2014年3月7日のニュース