なでしこ　佐々木監督がデンマーク戦での先発入れ替えを示唆

デンマーク戦に向け調整する宮間（左）、澤（右手前）、阪口

　女子サッカーの国際親善大会アルガルベ杯（ポルトガル）に参戦中のなでしこジャパンは７日、１次リーグＢ組第２戦のデンマーク戦に臨む。１―１で引き分けた５日の米国戦から中１日ということもあり、６日にビラモウラで行われた練習後、佐々木則夫監督（５５）は「バランスを見ながら、何人か入れ替えたい」と先発メンバーを変更する意向を示した。

　米国戦で控えだったメンバーが先発の座をつかもうと、紅白戦で必死にアピールした。ただ一人の１０代のＤＦ三宅史織（１８＝ＩＮＡＣ神戸）は「米国戦を見て勉強になった部分は多かったが、出られない悔しさもあった。デンマークは前に大柄な選手がいるが、フィジカルで負けないようにしたい」と力強く話した。

　ＦＷ岩渕真奈（２０＝ホッフェンハイム）はドイツのリーグでもまれ、佐々木監督が「体の使い方が良くなっている」と評価する。ロンドン五輪メンバーでもある期待のアタッカーは「試合が自分でも楽しみ」と目を輝かせた。ＦＩＦＡランキングで日本は３位だが、デンマークは１３位と格下。主力組を休ませるとしても、優勝を目指す上では負けられない。