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柿谷 思い出の地から“再出発”8日の徳島戦は先発濃厚

[ 2014年3月7日 05:30 ]

ミニゲームでは主力組でプレーしたC大阪の柿谷(右)

 発熱で日本代表合宿不参加となったC大阪のMF柿谷曜一朗(24)が6日、大阪市此花区で行われたチームの全体練習に合流し、8日の徳島戦(鳴門大塚)で先発出場することが濃厚となった。ミニゲームでは主力組の2トップの一角に入ってプレー。精力的に汗を流した。徳島は09年6月から約2年半にわたって在籍し、再起の原点となった場所。今季初ゴールを奪い、思い出の地から再出発を図る。

 わずか4日間とはいえ、本人には長く感じたはずだ。発熱の影響で離脱していた柿谷が、5日ぶりに全体練習に合流。ミニゲームでは主力組の2トップの一角に入るなど、2時間近くにわたって精力的に汗を流した。久しぶりのフルメニューに「疲れた」とこぼしたものの、この疲労感が心地いい。8日の徳島戦は先発出場が濃厚となった。

 「(体調は)大丈夫です。開幕戦でつまずいてしまったんで、それを取り返すだけ。勝っていくだけっすね」

 フル出場しながら0-1で敗れたリーグ開幕の広島戦。その後は日本代表合宿に臨むはずが、発熱のため無念の不参加となった。前日のニュージーランド戦は自宅でテレビ観戦。自分が出ているはずの試合を画面越しに見つめるしかなかった。

 ただ、もう心は切り替えている。第2節は敵地徳島に乗り込む。09年6月から約2年半にわたって在籍し、再起の原点となった場所だ。「(徳島相手で)もちろん、特別な気持ちにはなるけど、優勝するための1試合。セレッソサポーターのためにプレーするだけ」。悲願のリーグ初制覇へ感傷に浸っているヒマはない。

 W杯メンバー発表前最後となる国際Aマッチに出ることはできなかった。日本代表としても、本大会に向けてここからが再出発となる。思い出の地で挙げる今季初ゴールを、その第一歩にする。

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2014年3月7日のニュース