×

柿谷、初出場ACLで鮮やかループ弾!敵地で貴重な勝ち点1

[ 2014年2月26日 05:30 ]

<浦項・C大阪>先制ゴールを決め、C大阪の柿谷(左)は南野に祝福され舌をペロリ

ACL1次リーグE組 C大阪1―1浦項

(2月25日 Eスタ)
 ACLが25日に開幕し、C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が技ありのゴールを決めた。アウェーの浦項(韓国)戦に先発し、前半11分、相手GKの動きを見てループシュートでゴールネットを揺らした。同点に追いつかれた後半18分にはウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)が移籍後初出場。勝ち越しはならなかったが1―1で引き分け、敵地で貴重な勝ち点1を得た。広島はホームで北京国安(中国)と1―1で引き分けた。
【試合結果 E組順位表】

 鮮やかな開幕弾が敵地を沈黙させた。0-0の前半11分、MF山口の自陣からの縦パスに反応した柿谷が最終ラインから抜け出す。巧みなボールさばきで相手DFをかわすと、飛び出したGKの位置を見計らって右足でループシュート。これがゴールに吸い込まれた。ACLデビュー戦となった今季公式戦初戦で華麗な得点を決めてみせた。

 「勝って帰りたかったんで残念。優勝するって言ってる以上、こういう相手にも自分たちのサッカーができないといけない。次は自分のゴールで勝てるようにしたい」

 後半16分に追いつかれて引き分けに終わっただけに、結果には満足はできなかった。だが、14年初ゴールは周囲の心配を一掃する一撃だった。ザックジャパンでも存在感を示したことで、オフにはメディアへの露出が急増。サッカー以外の番組への出演も増え、年末年始も引っ張りだことなった。これには「休まないで大丈夫か?」「調子に乗ってないか?」という声も聞こえてきたが、本人は全く気にしなかった。「自分が“出たい”と言って出させてもらった。いろんな人に会えて良かった」。1月20日の始動後は全体練習を一日も休まず走り続け、練習試合では5試合全てでゴールを奪った。クラブのエースナンバーである背番号8をつけて2年目。自覚は十分だった。

 後半18分からは途中出場のフォルランと2トップを形成。今後への期待も抱かせた。「(連係は)やればやるほど良くなっていくけど、2人だけが良くなってもダメ。全員で強くなっていきたい」。W杯イヤーの14年。まずはチームで結果を残し、ザックジャパンでの活躍へとつなげていく。

 ▼C大阪・ポポヴィッチ監督 前半は支配できたが、後半は主導権を奪われる時間もあった。後半の内容から言えば、引き分けという結果は良かった。

続きを表示

2014年2月26日のニュース