なでしこ　連係不安を露呈…Ｕ２３と実戦練習でドロー

試合形式練習でＵ―２３・柴田（５）にゴールを決められるなでしこジャパン

　今年最初の国際試合となるアルガルベ杯（３月５日開幕、ポルトガル）に出場するなでしこジャパンは千葉県内で合宿２日目を行った。ラ・マンガ国際大会（３月１日開幕、スペイン）に出場するヤングなでしこ（Ｕ―２３代表）と１５分×３本の実戦練習ではボール保持できず、１―１の引き分け。３月５日の前回大会王者・米国との試合を前に不安を露呈した。

　２本目に先制されると、３本目終盤に中島のゴールで同点に戻すのがやっと。それも相手ＧＫがファンブルしてゴールラインを割ったものだった。ＦＷ大儀見ら海外組８人が合流前。２８日まで続く国内合宿ではボールを前に運んで数的優位をつくることをテーマに掲げる。大会に向け連係を深める段階だが、佐々木監督は「勢いのある若い選手たちとやりづらいのは分かる。それでも、経験値の高いヤツらが若手をいなさないといけない」と苦い表情だった。