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なでしこジャパン近賀&大野 強豪アーセナルへ移籍

[ 2014年2月16日 14:15 ]

アーセナルへの完全移籍を発表し、会見するINAC神戸・近賀ゆかり

 イングランド女子のアーセナルは15日、INAC神戸から日本女子代表DF近賀ゆかり(29)とエルフェン埼玉から同代表FW大野忍(30)を獲得したと発表した。

 近賀はINAC神戸を通じて「チャンピオンズリーグに出て優勝するということは、とても憧れで魅力的です。そんな夢を叶えられる可能性があるチームから今回オファーをいただき、チャンスを掴もうと思いました」と移籍理由を明らかにし、サポーターには「今まで応援してくださったファンのみなさん、スポンサーの皆さんありがとうございました。日本を離れて少し遠くはなりますが、引き続き応援をお願いします」とコメント。

 大野はエルフェン埼玉を通じて「自分も皆さんと同じ1人のサポーターとしてエルフェンを応援していきたいと思います。短い間でしたが、応援していただきありがとうございました」と感謝のコメントを発表した。

 近賀は日体大卒業後、03年日テレ・ベレーザに入団。リーグ4連覇を含む多くのタイトル獲得に貢献すると、11年にINAC神戸に移籍後も、リーグ3連覇を達成するなど、主力メンバーとして活躍した。12年12月には右膝前十字靭帯断裂の重傷を負うが、同年8月に復帰している。日本代表としても各年代で選出されていて、05年にA代表デビューするとこれまでに88試合に出場し、11年W杯では初優勝に導いている。

 大野は99年日テレ・ベレーザでデビューを果たすと、得点王を3度獲得し、最優秀選手に3度選ばれるなど、数多くのタイトルをもたらした。11年に澤穂希、近賀らとともにINAC神戸に加入すると、チームタイトルを独占して、自身は4度目の得点王に輝く。12年12月にフランス女子の強豪リヨンに移籍。13年7月、当時2部だったエルフェン狭山(現エルフェン埼玉)に加入すると、リーグ戦2位で1部復帰を果たした。日本代表としては119試合に出場し39得点を記録。優勝した11年W杯では、優秀選手に選出されている。

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2014年2月16日のニュース