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2年連続の悪夢…京都 引き分けでも昇格なのに0―2完敗

[ 2013年12月9日 05:30 ]

<京都・徳島>後半、シュートを決められず悔しい表情をみせる京都・山瀬

J1昇格プレーオフ 京都0―2徳島

(12月8日 国立)
 歓喜にわく徳島の選手たちをぼう然と見つめるしかなかった。引き分けでも昇格という有利な状況で挑んだ京都だったが、終わってみれば0-2の完敗。昨季はプレーオフ準決勝で大分に、そして今回は同決勝で徳島に敗れた。いずれもリーグ戦の順位で下回る相手に食らった下克上。悲劇はまたも繰り返され、元日本代表FW山瀬は「力不足だった」とうつむくしかなかった。

 必勝を期して臨んだはずだった。右太もも裏痛で約1カ月半にわたって離脱していた主将のDF安藤が、実戦復帰もしないまま“ぶっつけ”で強行先発。今季ベストといえる布陣を組み、試合開始から徳島を押し込んだ。だが、先制点を奪えずに時間が過ぎていくと、前半39分、同43分と数少ない好機を決められ2点を献上。「連続して取られてしまったのが痛かった」と安藤は悔やしがった。

 徳島の3倍以上となる13本のシュートを放ちながら、分厚い守りを最後まで破れなかった。リーグ戦を含めれば6戦連続未勝利と、昨季に続き終盤に失速した感は否めない。「2年連続で悔しい思いをした。これで何かを感じないといけないし、それを来年にぶつけたい」と安藤。4年連続でJ2に挑む来季。長く険しい1年間を最後まで走りきり、今度こそJ1の舞台に返り咲く。

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2013年12月9日のニュース