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INAC リベンジ初V!大儀見チェルシー撃破で3冠

[ 2013年12月9日 05:30 ]

国際女子サッカークラブ選手権優勝を喜ぶINAC神戸イレブン

国際女子クラブ選手権決勝 INAC神戸4―2チェルシー

(12月8日 西が丘)
 なでしこリーグ覇者のINAC神戸が、日本代表FW大儀見優季(26)が所属するチェルシー(イングランド)に4―2で圧勝し初優勝を飾った。主将のFW川澄奈穂美(28)が2得点に絡むなど勝利に貢献。年間3冠を達成した。
【国際女子クラブ選手権】

 終盤立て続けに2点を失いリードは3点から1点に縮まった。追い込まれたINAC神戸を救ったのが川澄だ。後半45分、左サイドでボールを持つと中央へ切れ込み絶妙なパスで中島のダメ押し弾をお膳立てした。高瀬の先制点も演出し2点に絡んだ主将は「あの悔しさをバネに一年間やってきた」と胸を張った。

 前回決勝はフランス代表を多数抱える強豪リヨンに延長戦の末1―2で敗れた。「サッカー人生の中でベストゲームと思える試合だったけど、勝てなくて悔しかった」。この1年間、何度もそのビデオを見て悔しさを思い出してきた。

 チェルシーは欧州チャンピオンズリーグ覇者ボルフスブルク(ドイツ)の代役でイングランドリーグ7位。リベンジの相手としては物足りなかった。相手の4倍となるシュート20本を放ち圧倒し、川澄は「みんなで勝利をつかめてうれしい」と安どしながら「この大会がもっと発展していくように自分たちも頑張りたい」と気概を示した。

 これで、なでしこリーグ杯、なでしこリーグに続く3冠を達成。目指すは皇后杯を制しての4冠。川澄は「チーム一丸となってやるだけ」と言い切った。

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2013年12月9日のニュース