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C大阪 天皇杯8強入りならず…決定力欠きミスに泣く

[ 2013年11月17日 05:30 ]

<C大阪・鳥栖>背番号「8」柿谷が不在で臨んだ試合、鳥栖に敗れガックリと引き揚げる(左から)丸橋、南野、茂庭らC大阪のメンバー

天皇杯4回戦 C大阪1-2鳥栖

(11月16日 長居)
 C大阪は鳥栖に1-2で敗れ、3年連続の8強入りを逃した。日本代表FW柿谷曜一朗(23)らを欠く中で、前半22分にFWエジノ(30)のFK弾で追いついたが、後半42分に決勝点を許した。

 最後はミスに泣いた。延長突入の色が濃くなってきた1-1の後半42分、鳥栖のFW豊田が放ったシュートをGK金鎮鉉(キムジンヒョン)が左に体を動かしながらキャッチを試みた。しかし、このボールは手をかすめて股の下を通りゴールへと吸い込まれた。「(抑えるのを)手か足かで迷ってしまった。それでバランスを崩してしまった」。まさかのトンネルで3年連続の8強進出を逃した。

 自分を責め続けた金鎮鉉だが、決定力不足こそが最大の敗因だ。日本代表の柿谷と山口が不在の状況でも、相手陣へと攻め込み、鳥栖の倍のシュート18本を放った。しかし、酒本や南野のシュートがポストに阻まれるなどして、得点はエジノのFKによる1点だけ。クルピ監督は南野や杉本らに「内容で上回りながらフィニッシュの精度で劣っていた。特に日本人の選手たちは“決めるべき時に決めて数字を残す”という、メンタルと集中力がまだ足りない」と厳しい言葉を投げかけた。「この負けをリーグ戦につなげていかないといけない」と南野。残り3試合で首位横浜とは勝ち点6差の5位。絶望的な状況だが、この悔しさを終盤戦で晴らすしかない。

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2013年11月17日のニュース