大儀見　フィニッシュ重視を強調「高い位置で仕事を」

練習試合でゴールを決める大儀見

なでしこジャパン国内合宿最終日

（7月18日）
　なでしこジャパンのエースＦＷ大儀見はフィニッシュ重視で東アジア杯に臨む考えを明らかにした。「なるべくＦＷが（中盤に）引かないように取り組んでいるところ。高い位置で自分が仕事をできるようにしていきたい」と強調した。

　多彩な能力を生かし、時には中盤まで下がって攻撃の組み立てにも関わってきた。しかし、万能型のストライカーは「そうすることで自分は幅を広げて伸びていけるんですけど、自分だけが成長しても意味がない」と指摘。「周りができることを増やすようにしたい。組織として強くなっていかないと」と続けた。

　今回の合宿前は「（自分を）変えたい、という思いが伝わってきた」とＦＷ岩渕を自主トレ先に連れて行くなど若手の成長にも目を配る。優勝を目指す東アジア杯だが、目標は１５年Ｗ杯や１６年五輪。「いろんなことをトライしながら３連覇できる大会に」。エースの視線は未来を捉えている。