×

14年ぶりにダービー負けた…レアル屈辱の敗戦

[ 2013年5月19日 06:00 ]

<国王杯 Rマドリード・Aマドリード>後半途中に退席処分を受けるモウリーニョ監督(右から2番目)

スペイン国王杯決勝 レアル・マドリード1―2アトレチコ・マドリード

(5月17日)
 マドリード・ダービーとなったスペイン国王杯決勝が17日に行われ、アトレチコ・マドリードがレアル・マドリードを延長2―1と逆転で破り17季ぶり10度目の優勝を果たした。1―1の延長前半8分にMFジョアン・ミランダが決勝ゴール。RマドリードはFWクリスティアーノ・ロナウド(28)が先制点を挙げたが延長後半に退場処分となり、ジョゼ・モウリーニョ監督(50)も後半に退席処分。リーグ戦、欧州CLに続き優勝を逃した。

 指揮官もエースもいない中、Rマドリードは敗戦の笛を聞いた。99年以来25試合にわたって無敗(19勝6分け)だった“格下”Aマドリードに屈辱の逆転負け。後半30分すぎに判定に抗議してモウリーニョ監督が退席処分となると、延長後半10分にはC・ロナウドが相手選手の顔を蹴って一発退場。指揮官は「タイトルがスペインスーパー杯だけでは私にもクラブにも物足りない。私の監督経験の中で最悪のシーズンになった」。欧州CLは3季連続準決勝敗退、リーグ戦も連覇を逃しており、3季ぶりの主要タイトル無冠に終わった。

 幸先は良かった。前半14分の右CKからC・ロナウドが頭で押し込み先制。しかし、同35分に相手エースのFWファルカオにスルーパスで中央を切り裂かれて同点に追いつかれると、延長前半8分に勝ち越しを許した。チーム全体でシュートがポストを3回も叩くなど運にも見放された。

 モウリーニョ監督は去就について「まだ会長と話していない」と明言を避けたが、退団してチェルシー行きが濃厚。C・ロナウドが移籍する可能性もあり、激動のオフを迎えそうだ。

続きを表示

この記事のフォト

2013年5月19日のニュース