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“鉄人”長友 守りきった!インテル2―0先勝に貢献

[ 2013年2月16日 06:00 ]

<インテル・CFRクルージュ>守備で勝利に貢献したインテル・ミラノの長友(左)

 欧州リーグ決勝トーナメント1回戦第1戦の16試合が14日、欧州各地で行われ、DF長友佑都(26)が所属するインテル・ミラノはホームでCFRクルージュと対戦。長友は3日のシエナ戦から日本代表のラトビア戦も含め12日間で4試合の過密日程をものともせず、フル出場で2―0の勝利に貢献した。

 イタリアと日本の往復を含む12日間で4試合の厳しい日程に音を上げることなく、長友はピッチを走った。この日は右サイドバックで先発。相手の左サイドバックの攻撃をケアするため攻撃参加を抑えて守備を重視。自陣右サイドからの突破を許さず、疲労も感じさせることなく無失点に貢献した。

 「アウェーゴールを1点決められると難しくなると言われていたんで、僕も攻撃は抑えて守備に集中して、ゼロで抑えることを心掛けた。次のアウェーは楽ではないですけど、気持ち的には楽になる」。任務を遂行しての完封勝利に満足そうだった。

 3日のシエナ戦後に帰国し、6日にラトビア戦。イタリアに戻ると10日はキエーボ戦に出場していた。当初はベンチスタートの見方もあったが、ストラマッチョーニ監督は「大会がある限りインテルは最高のフォーメーションで戦う」とターンオーバーを最小限にして長友を起用。その期待にも応えた。長距離移動と時差ボケが付きまとう過密日程という欧州組の宿命にも「日程が変わることはない。時差は仕方ない。しっかり食事を取って寝ること。あとはメンタルのコントロールで疲労は改善できる」とうまく対処。ピッチ上と同様、気持ちでも強さを見せつけた。

 前半8分には着地の際にFWミリトが左膝を痛めて交代するアクシデントが起きた。その後の検査で左膝前十字じん帯と側副じん帯を断裂する重傷で今季絶望と判明。主力としてプレーしている長友だからこそ「心配ですね」とチームメートを気遣った。インテルでプレーして3シーズン目。しっかりと地位を確立している。

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