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06年W杯日本代表の“広報犬”ロンメルくん天国へ

[ 2012年11月18日 06:00 ]

日本代表の“広報犬”として親しまれたロンメルくん

 06年W杯ドイツ大会で日本代表の“広報犬”を務めるなどファンや関係者に親しまれたミニチュアダックスフント(オス)のロンメルくんが17日、長野県原村で息を引き取った。人間なら90歳前後に相当する18歳だった。

 ロンメルくんは日本サッカー協会の手嶋広報部長(当時)の飼い犬だった02年W杯日韓大会の際に静岡県の代表キャンプ地「JAMPS」で選手やファンなどと交流を育む“広報担当”に選ばれて人気となり、川淵キャプテン(現最高顧問)の発案で協会スタッフに採用。選手に交じって代表トレーディングカードに登場したこともあった。

 試合前に訪れた会場では日本代表が負けないという不敗神話を誇り、06年W杯では現地入りをロイター通信が打電。大会後に引退し余生を送っていたロンメルくんの死に川淵氏は「無邪気な姿にどんなに癒やされたことか。天寿を全うしたとはいえ、亡くなって寂しい」と別れを惜しんでいた。

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2012年11月18日のニュース