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独特ピッチ、猛暑…名波浩氏「相手を消耗させるボール回しを」

[ 2012年11月14日 12:33 ]

W杯アジア最終予選B組 日本―オマーン

(11月14日 マスカット)
 オマーン戦は独特のピッチを警戒する必要がある。現地取材で試合会場のスルタン・カブース・スポーツ・コンプレックスを見たが、ピッチは地面が硬く、芝生も短い。

 比較的ボールは走りやすいが、芝生に水をまいてボールを滑りやすくした日本のピッチとはボールの跳ね方が違うので、ファーストタッチに注意しなければならない。今回の最終予選でアウェーでオマーンに敗れたヨルダンもピッチに慣れるまで時間を要していた。

 暑い中での試合となるので、ボールを回せる時はしっかり回すことが大切。オマーンはホームでは前線からボールを奪いに来る可能性が高いので、ボールを動かして相手を走らせれば消耗させることができる。アウェーでは思い通りの展開にならないことも多いので、劣勢の時間帯に試合をコントロールできるリーダーが必要。ボールを奪いに行く位置などを流れの中で柔軟に変えられることが理想だ。

 崩せているのに相手GKハブシが好セーブを連発して得点できない時間帯が続くことが最も嫌な展開。好機を確実に決めれば負ける相手ではない。(元日本代表MF・名波浩)

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2012年11月14日のニュース