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2列目3人が活性化…先発でも通用する実力示した清武

[ 2012年9月7日 13:52 ]

<日本・UAE>右MFで先発し、好機をつくった清武

キリンチャレンジカップ2012 日本1―0UAE

(9月6日 国立)
 【名波浩氏が見たUAE戦】先発した“新戦力”の中では、清武がずぬけて輝いていた。日本代表の先発で通用することを示したし、周りと融合しようというポジティブな姿勢も見えた。

 右MFに岡崎ではなく清武が入るメリットは、ゲームをつくれる選手が1人増えること。前半2分、同16分に香川へ決定的なパスを供給したように、清武がボールを持った時に本田、香川がゴール前へ入っていける。また2列目の3人の流動性も増える。

 気になったのは、本田がボールを持った時のプレー。6月のオマーン戦、ヨルダン戦に比べるとスピード、テンポが上がらなかった。本田自身の調子は良いので、周囲の選手のサポートが遅いのかもしれない。

 イラク戦で最も警戒すべきは、エースFWのユーニス・マフムードと司令塔のナシャト・アクラムとの縦のライン。中盤で不用意なミスからボールを失えば、ショートカウンターでピンチを招くことになる。前半17分にサイドを崩されてシュートを打たれた場面など、仮想イラクを相手に出た反省点、課題を生かしてほしい。(元日本代表MF)

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2012年9月7日のニュース