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3決間に合った!歩夢、名誉挽回へ「ウズウズしていた」

[ 2012年9月7日 06:00 ]

チームに合流し笑顔で談笑する仲田(左)

U―20女子W杯3位決定戦 日本―ナイジェリア

(9月8日 国立)
 8日のU―20女子W杯3位決定戦(国立)でナイジェリアと対戦する日本は6日、埼玉県内で約2時間の練習を行った。左股関節の違和感で別メニュー調整を続けていた“美少女レフティー”MF仲田歩夢(19=INAC神戸)が全体練習に復帰。控え組に入った紅白戦ではシュートを放つなど、完全復活をアピール。今大会ラストマッチへの出場を志願した。

 仲田に笑顔が戻った。左股関節の違和感も消えた。「みんなとサッカーがやりたくてウズウズしていたので凄く楽しかった。いいトレーニングになりました」。喜びをかみしめながら走った。

 紅白戦では控え組の左MFに入り、1本目でいきなり豪快な左足シュート。全体練習後も居残りでシュート練習。「これまでトレーナーからシュートは5本までと制限されていて、(ストレスが)たまっていた」。鋭いシュートを連発した。

 大会直前に右足首を捻挫し、8月13日のカナダとの壮行試合を欠場。同19日の1次リーグ初戦メキシコ戦は先発したが、前半のみの出場。3日後のニュージーランド戦は前半11分にオウンゴールのミスを犯し、同29分に交代。8月28日の練習で股関節痛を発症。「大事な期間中に2回もケガをして。タイミングが悪くて気持ちが沈むことも多かった」。だが、挽回するチャンスが来る日を信じて回復を待った。

 優勝は逃したが、チームはメダル獲得を目指して3位決定戦に全てを懸ける。「出たい気持ちが強い。みんなと一緒にできるのもあと1試合。最後は結果を残して締めくくりたい」。ラストマッチのピッチに立つための最高の準備を整える。

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