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出番よ来い!宇佐美、モロッコ戦に闘志「点取りたい」

[ 2012年7月29日 06:00 ]

モロッコ戦出場へ、意欲十分の宇佐美

 関塚ジャパンは日本時間30日午前1時からのロンドン五輪1次リーグ第2戦でモロッコと対戦する。26日の初戦スペイン戦で決勝弾を決めた大津祐樹(22=ボルシアMG)の活躍に刺激を受け、闘志を燃やしているのが宇佐美貴史(20=ホッフェンハイム)だ。スペイン戦は出番なし。大津が左足首打撲を抱えて万全でないこともあり、出番が回ってきそうなモロッコ戦では、得意のドリブルで仕掛ける。

【モロッコ戦予想スタメン】

 宇佐美が出番を待っている。「コンディションは上がっている。モロッコ戦で(出場の)チャンスを待って、チャンスをものにしたい。ベスト(の状態)でできる」。ニューカッスルで行った27日の1対1のシュート練習。「行け。ウサ(宇佐美)」と関塚監督の声が響く中で、軽快なドリブルから強烈なシュートを放ち、アピールした。

 18日のベラルーシ戦、21日のメキシコ戦と強化試合2試合に左MFで先発しながら無得点と結果を出せず、スペイン戦では先発を外れた。「単純に自分が(試合に)出たときに結果を残せなかった。大津くんは結果を出したのでそうなる」。攻撃的なポジションを争う大津がメキシコ戦、スペイン戦と2戦連続得点をマークしているだけに焦りも生まれている。「点を取りたい」。ゴールへの強い思いを口にした。

 大津はスペイン戦で左足首を打撲し、27日の練習は別メニュー調整した。大津自身は出場の意思を示しているが、万全ではないだけに、宇佐美に出場機会が回ってくることは十分に考えられる。

 イメージはできている。5月のトゥーロン国際大会でメキシコ―モロッコ戦を観戦。「高い位置でボールをおさめるイメージ」。モロッコ戦ではスペイン戦に比べてボール保持率が高まることが予想される。そうなれば宇佐美の高い技術が生きる。「自分にしかできないプレーを出したい。ボールを持って変化をつけてドリブルで仕掛けていきたい」と話した。

 勝てば1次リーグ2位以内が確定し、準々決勝進出が決まる一戦。「次で勝てば(1次リーグを)突破する。それに越したことはない」。約1年2カ月ぶりの招集だったトゥーロン国際大会で2得点1アシストと結果を残して五輪代表に滑り込んだ男が、8強入りを決めるゴールを狙う。

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2012年7月29日のニュース