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本田 3戦連発に自信!日本 オーストラリアに雪辱だ

[ 2012年6月10日 06:00 ]

ブリスベーン空港で日の丸の前を通り過ぎる本田圭佑

W杯アジア地区最終予選グループB 日本-オーストラリア

(6月12日 ブリスベーン)
 日本から約9時間の移動を経て敵地オーストラリアに入った日本代表MF本田圭佑の表情は全く変わることはなかった。ただ一人だけサングラスをかけたまま入国手続きを済ませ、足早に移動バスに乗り込んだ。

 その9時間前の成田。出発ロビーに姿を見せた本田は、そのレンズの奥から鋭い眼光を放った。

 ハットトリックをマークしたヨルダン戦など、ここまで最終予選2戦で4発。オーストラリア行きのゲートへ向かいながら、慎重に言葉を選びながらも3戦連続ゴールへの自信をにじませた。

 「そんなに甘いふうにいくとは思わないが、僕にできることをしっかりやり続けることだと思う」。W杯最終予選で3試合連続得点を決めれば、97年に行われた98年フランス大会予選のFW呂比須ワグナー以来15年ぶり。同じく97年のFW三浦知良以来2人目となったハットトリックと同様に、日本代表の歴史にその名を刻むことになる。

 前回大会の屈辱を晴らす。オーストラリアには06年W杯ドイツ大会1次リーグで悲劇的な逆転負けを喫したが、09年6月17日に敵地で行われた10年南アフリカ大会最終予選でも逆転負け(1―2)。当時スタンドには「NIPPON FOREVER IN OUR SHADOW(日本は永遠にオレたちの影)」という侮辱的な横断幕を掲げられた。ただし、3年前の日本には本田がいなかった。「(相手のことより)自分たちをしっかりコントロールすることが何より重要」と集中するエースが、3戦連続弾で日本を3連勝に導く。

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2012年6月10日のニュース