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先発起用応えた!ドイツ ゴメス弾でポルトガルとの接戦制す

[ 2012年6月10日 06:26 ]

<ドイツ・ポルトガル>決勝点を決めドイツの勝利に貢献したFWゴメス

欧州選手権1次リーグB組 ドイツ1-0ポルトガル

(6月9日)
 ポーランドとウクライナが共催するサッカーの欧州選手権は9日、1次リーグB組でドイツがポルトガルに1-0で快勝。今季ブンデスリーガ得点ランク2位の26得点を決めたマリオ・ゴメス(バイエルン・ミュンヘン)が監督の1トップ起用に応える決勝点を奪い勝利に貢献した。

 試合は前半開始からドイツがボールを支配するもポルトガルディフェンスを崩しきることが出来ず、互いに決定機をほとんど作れないまま進むと前半終了間際に右CKキックからのこぼれ球をペペ(レアル・マドリード)にシュートを許す。だが、幸運にもボールはバーを叩き0-0で前半終了。

 後半に入るとしだいに動きのある展開になり、エジル(レアル・マドリード)が巧みなポジショニングでボールを受け、味方の再三の好機を演出。緊迫した均衡を破ったのは後半27分、ケディラ(レアル・マドリード)が右サイドからクロスを入れると、相手DFに当たりコースが変わってM・ゴメスのもとへ流れると、そのまま豪快にヘッドでポルトガルゴールへ叩き込みドイツに待望の先制点。

 するとここからポルトガルの猛攻が始まる。後半38分、C・ロナウド(レアル・マドリード)がドリブル突破から強烈なシュート。これは守護神ノイアーが好セーブ。その3分後には中央のパス交換からナニ(マンチェスター・ユナイテッド)がシュートを放つもボールはポストの横へと外れ難を逃れる。さらに2分後、ネルソン・オリベイラ(ベンフィカ)のボールキープからバレラ(ポルト)に決定機を与えてしまうが、今度もノイアーが素早い飛び出しでファインセーブ。

 最後のピンチは後半ロスタイム。C・ロナウドに左サイドを突破され、エリア内でナニにグラウンダーのセンタリング。絶対絶命かと思われたがバドシュトゥーバー(バイエルン・ミュンヘン)が執念のシュートブロックをみせ試合終了。1次リーグ屈指の好カードはドイツが接戦を制し“死の組”で貴重な勝ち点3を獲得した。

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