憲剛が流れ変えた！川崎Ｆ３発逆転、リーグ戦５試合ぶり勝った

＜札幌・川崎Ｆ＞後半、決勝ゴールを決め、中村（右端）らに手荒い祝福を受ける川崎Ｆの山瀬（中央）

Ｊ１第７節 川崎Ｆ３―２札幌

（4月21日 札幌ド）
　Ｊ１第７節の８試合が２１日、各地で行われ、元日本代表ＭＦ風間八宏氏（５０）の新監督就任が内定している川崎Ｆはアウェーで札幌と対戦。２点差をひっくり返して３―２で勝ち、リーグ戦では５試合ぶりの白星を挙げた。

　今季リーグ戦未勝利の札幌を相手に、２点のリードを許して迎えた後半。この試合が最後の采配となる監督代行の望月コーチの交代策がズバリと当たった。

　同１２分、ＭＦ稲本に代えて胃腸炎で欠場していたＭＦ中村を投入。その直後、縦パスに抜け出したＦＷレナトからボールを受けた中村が体勢を崩しながらも左足でゴールを決めると、１０分後にはレナトのＰＫで同点。終了間際にはＭＦ田坂のヒールパスを受けた途中出場ＭＦ山瀬が右足で決勝ゴールを叩き込んだ。

　パスでリズムをつくった中村は「厳しい日程の中で結果が出てよかった」と笑顔。望月コーチは「絶対に落とせない試合だったので、よかった」とほっとした様子だった。