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テーマは“なでしこ七変化”流動的ポジションで守備幻惑

[ 2012年2月21日 06:00 ]

会見でアルガルベ杯の展望や狙いについて熱弁を振るう佐々木則夫監督

アルガルベ杯メンバー発表

 ヤマト~ナデシコ七変化♪なでしこジャパンの佐々木則夫監督(53)が20日行われた代表発表で、29日に開幕するアルガルベ杯でおのおののポジションが7色に変化する超流動的なサッカーの構築をテーマに掲げた。

 「DFが攻め上がったらボランチがDFに入る、右SBが上がったら右MFは右SBにもなりトップにもなる。それぞれが複数のポジションをこなせる選手にしたい」。全員が攻撃を仕掛け、その際、生まれるスペースも効果的に埋める。成熟次第ではこれ以上、魅惑的なサッカーはない。

 もちろん、一朝一夕とは考えていない。強豪国のそろう五輪前哨戦では「ズタズタにされるかもしれない。そういうタイミングがあるという意図としてやっていく」とリスクも想定内。特にライバル米国とは4月にも親善試合を控えているだけに、成長度を見極める機会とする構えだ。

 「W杯に優勝し、われわれも研究される。どう進化するか(アルガルベ杯は)最大のフェスティバル」と指揮官。昨年7月、女子W杯を制すると「女性版バルセロナ」と称えられた。今度はバルサ以上の七変化サッカー習得が最大のテーマだ。

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2012年2月21日のニュース