ＩＮＡＣ接戦制し１２戦不敗！３０日にも初Ｖ決定

＜伊賀・ＩＮＡＣ神戸＞ＩＮＡＣ神戸イレブンは伊賀に競り勝ち喜ぶ

なでしこリーグ第１３節 ＩＮＡＣ神戸１―０伊賀

（10月16日 三重県営鈴鹿スポーツガーデン）
　首位のＩＮＡＣ神戸がアウェーで伊賀を１―０で破り、リーグ戦の負けなしを１２に伸ばした。２位日テレの今後の結果次第では、最短で３０日（浦和戦）にも初優勝が決まる。

　決勝ゴールはこの日２６歳の誕生日を迎えたＭＦ南山が決めた。後半２２分、左スローインからＭＦ川澄が上げたクロスを頭で押し込んだ。昨年９月に左膝前十字じん帯を断裂し、ちょうど１年前は都内の病院で手術を待つ身だった。今季、日テレから移籍した元日本代表は「一からというかマイナスからのスタートだった。でもケガを治すには一番の環境でした」としみじみと振り返った。

　優勝にまた一歩近づいたが、選手は冷静だ。川澄は「早く決めたいというか、勝てばいつかついてくる」と表情を引き締めた。目の前の一戦に集中し、歓喜の瞬間を待つ。