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ラフィーニャ2戦連発!G大阪暫定3位浮上

[ 2011年7月31日 06:00 ]

<磐田・G大阪>後半、勝ち越しゴールを決めたラフィーニャ(右)を祝福するG大阪・遠藤

J1第19節 G大阪2-1磐田

(ヤマハ)
 G大阪に貴重な敵地2連勝をもたらしたのはミスターガンバだった。同点の後半28分、MF佐々木のクロスにFWラフィーニャが移籍後2戦連発となるヘッド一閃(いっせん)。その決勝点の起点となったのがMF遠藤だった。背番号7は前半のDF中沢の先制点もFKで演出。全得点に絡む活躍で暫定3位浮上の立役者となった。

 「ドローでもおかしくなかった。でも、勝ち切るという勝利への意欲が(相手より)強かった」

 遠藤が振り返ったように苦闘だった。先制して追いつかれる展開。勝ち点1のみに終わった1週間前の本拠での磐田戦と内容は酷似していた。だが“夏休み”を満喫するためにも負けられなかった。

 あす8月1日から北海道で予定される日本代表合宿。9月から始まるブラジルW杯アジア3次予選でフル回転が期待される遠藤は参加免除となった。「おかげさまで2連休。ゆっくり休めます。子どもをどこかに連れて行ってあげたい」。今月中旬に原因不明の虚脱感などに見舞われた。そんな中での思わぬリフレッシュ休暇。勝利で迎えるだけに満面の笑みだ。

 これで7月は7戦4勝1敗2分け。昨年も7、8両月で6勝2敗2分けと勝ち点を積み重ねて一気に上位争いに食い込んできた。遠藤は「ボールキープできるからでしょう。相手を走らせることができるし、間違いなく有利になる」と夏場に強い理由を明かす。その中心にいるのが遠藤であることは言うまでもない。

 一昔前ならTUBE、現代ならば湘南乃風が夏の「代名詞」。今や、その仲間入りをしそうなG大阪の底力が頼もしい。「今後も勝ち点を積み重ねて、上位に追いつき追い越したい」。つかの間の“夏休み”を得た遠藤が、チームは休まず突っ走らせることを宣言した。

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2011年7月31日のニュース