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日本人SBはスペインがお薦め?家長「ウッチーみたいなタイプはいない」

[ 2011年7月31日 09:27 ]

【特別対談】内田篤人&家長昭博

 ――今夏はMF宇佐美貴史選手がG大阪からバイエルンMに移籍するなど、海外挑戦する日本人が増えている。

 内田 個人的には日本人の攻撃的な選手はドイツでけっこうやれるんじゃないかと思っている。センターバックは身長が1メートル90を超える選手も多いので、香川のように技術があって、ククッという速さのある選手には合っている。30メートルとかじゃなくて、1歩、2歩の速さがあれば、活躍できる可能性は高いと思う。

 家長 逆にスペインは小さくて、こちょこちょしてる選手が多いので、若干、日本人とかぶる。入りやすいという言い方もできるけど、同じタイプで実力が上の選手がいるので日本人は必要ないのかなというのもある。でも、ウッチーみたいなサイドバックはいない。ガッツリ守れるか、攻撃だけの選手が多い。器用なタイプはあまりいないので、サイドバックにはチャンスがあると思う。

 ――新シーズン開幕が迫ってきた。

 家長 スペインではまだ日本人が継続的に活躍していないので、今季は1年間を通して活躍したい。移籍前は最初からスペインに行けるなんて全然、思っていなかった。どこかの国の2部でも、主要リーグじゃなくても良いと思っていたので、本当にラッキー。そのチャンスを生かしたいと思う。1年間ケガをせずにスペインでやり続ければ成長できると思うし、その結果、違う(ビッグ)クラブへの移籍も実現できると思うので頑張りたい。

 内田 1年目が良かった(欧州CL4強、ドイツ杯優勝など)ので、2年目はそんなにうまくいかないはず。だから今季はそこそこでいいかな、と思う。その中で、欧州リーグは頑張りたい。昨季はリーグ戦の成績が良くなかった(14位)のでリーグ戦も、もう少し頑張りたいと思っています。

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2011年7月31日のニュース