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松田 新天地で本格始動「山があって…凄いですよね」

[ 2011年1月25日 12:37 ]

ランニングで思い切り体を動かす松田(左)

 JFL松本山雅に新加入した元日本代表DF松田直樹(33)が24日、松本市内のグラウンドで2度目の練習に参加し、本格的なトレーニングを開始した。17日に初合流した後の1週間は松本への転居準備などでチームから離れていた。

 この日は全員でランニングと筋トレなどを行った。松田は「ゆっくり(コンディションを)上げていくつもりで、きょうはあまりやる予定じゃなかった。でも走りたいな、という気になった」。17日のランニングでは最後尾だったのが、中盤付近への上がりも見られた。

 寒さが不思議と気にならない。「キジ(FW木島良=JFL町田ゼルビアから今月移籍)と走っていて、2人で“凄いな”と言っていた。山があって、本当に自然がある。凄いですよね」と声が明るい。「ケガしちゃうとゼロになるので、そこだけは気をつけたい。きょうは無理しちゃいましたけど」と弾む気持ちにブレーキをかけている。

 松本市郊外の他の選手も住むマンションに部屋を借り、横浜からの引っ越しは22日に終わった。今週いっぱいは午前の練習のほかは、役所などの手続きに追われることになりそうだ。

 この1週間、「(J2昇格の)目標は決まっているし、考えることはそんなになかった。あとはみんなとうまくやっていきたい」。16年在籍した横浜では、新入団選手を迎えるばかりだった。「今度は自分が入ってきたので、自分がみんなの名前を覚えないと」。一日も早くチームに溶け込む気持ちだ。

 J1横浜でかつてチームメートだった木島良とは年齢も2歳違いで近い。弟のFW木島徹が昨年から在籍していたこともあり、木島兄弟が松田とチームの“接着剤”のような役割だ。木島良とは松本の街をぶらぶら歩いたという。「まだ松本城も行っていないし、街も覚えていないので」。しばらくは松本探検が続きそうだ。

 注目の松田の背番号は、30日に行われる新体制発表会でお披露目される。他のすべての選手同様、サポーター向けグッズとしての松田のユニホームもシーズン開始に向けて準備が進行している。 

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2011年1月25日のニュース