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香川 名実ともにスターへ!足元から“魅せる”

[ 2011年1月4日 06:00 ]

ミニゲームでGKを交わす香川真司(左)

 7日開幕のアジア杯(カタール)に臨む日本代表が3日、大阪府内で国内合宿を打ち上げ、同日夜に関西空港発の航空機でカタールに出発した。アルベルト・ザッケローニ監督(57)がミーティングで“V指令”を発したが、新エースMF香川真司(21)は歓迎の意を示した。従来の地味なイメージも一新。ド派手なオレンジ色の新スパイクを履いて、名実ともに日本のスターを目指す。

【アジア杯日程 日本代表メンバー】

 これが新たに10番を託された新エースの自覚の表れだ。大阪合宿を打ち上げた3日、ザッケローニ監督はミーティングで異例の“V指令”を下した。いつもは冷静沈着な指揮官が発した熱い言葉に香川は武者震いした。
 「監督から“アジア杯に優勝してコンフェデ杯に出よう”という話があった。監督がそういう目的を言ってくれるのは、選手としてもやりやすい」と歓迎した。
 アジア杯では次回大会で予選免除となる「3位以内」が最低限の目標となるが、指揮官は既に優勝を目指すことを公言。そして選手に対しても高い目標を課した。優勝すれば14年W杯のプレ大会として13年にブラジルで開催されるコンフェデレーションズ杯に出場できる。各大陸王者で争う同杯はW杯のシミュレーションにもなるだけに監督は本気だ。香川のモチベーションも上がった。
 決意は足元にも表れた。この日からアディタス製のスパイクを目にも鮮やかなオレンジ色のモデルに変更。香川は「これならカタールでも目立つ。もちろんプレーでも目立たないとね」と笑った。カズ、中田、本田圭ら従来の日本代表のエースに比べれば地味な印象だった21歳にも風格が漂ってきた。アジア杯ではV指令の完遂と、真のスターへのイメチェンを果たす。

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2011年1月4日のニュース