インタビューどころじゃない　スペインＧＫ恋人とアツ～い抱擁

スペインの守護神カシージャスは恋人のレポーターカルボネロさんと祝福のキス。ついに優勝インタビューにならなかった。

　【Ｗ杯決勝・スペイン１－０オランダ】初優勝スペインで世界最強のＧＫに選ばれたカシージャスは優勝トロフィーを離そうとせず、歓喜をかみしめるように何度もキスを繰り返していた。

　次の瞬間だった。恋人のレポーター、サラ・カルボネロさん(２５)が優勝インタビューのために彼に近づいてきた。マイクを握ったまま言葉にならないカルボネロさんさんを彼は人目もはばからず抱き寄せ、祝福のキス。もうインタビューどころではなかった。テレビ中継もおかまいなく、抱擁を続けた二人。ほどなく離れた二人の目は光るものが…。この模様は興奮状態のスペイン全土に流された。
　“セクシーすぎるテレビレポーター”カルボロさんとカシージャスの関係はスペインでは公認。カルボネロさんの仕事のスタイルは試合前にゴール裏からレポートをすること。Ｗ杯全試合でもそれは変わることはなかった。
　予選リーグ初戦のスイスに０－１で敗れた時は「カシージャスの気をそらした悪しき女性」として国内外で戦犯扱いもされた。しかし、プロとしての自覚を持って毅然とリポートを続けたカルボネロさん。それに応えよるように以降、カシージャスは決勝までシャットアウトを続け、ついに世界の頂点に上り詰めた。
　“君は真にスペインの、そして僕の勝利の女神なのだ！”この抱擁があれば言葉はいらない。最高の仕事を終えた守護神を“セクシーすぎるテレビレポーター”は、潤んだ瞳で見つめていた。