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「とても苦しんだ」ビジャ Wタイトルを手中に

[ 2010年7月12日 10:38 ]

 【W杯決勝・スペイン1-0オランダ】決勝はゴールなしに終わったが、スペインのビジャは2008年欧州選手権に続き、優勝と得点王の両タイトルを手にした。「本当にうれしい。とても、とても苦しんだから」。同国選手で初のW杯得点王に輝いた背番号7は、晴れやかな表情で歓喜に浸った。

 この日も再三ゴールに迫った。前半12分、右クロスをゴール左サイドから豪快にボレーシュート。後半にもゴール左でフリーとなりシュートを放ったが、好守に阻まれた。絶好機を生かせなかったが、延長前半を終えて退くまでチーム最多6本のシュートを放った。
 今大会はフェルナンドトレスが不調に苦しむ中、1次リーグ第2戦のホンジュラス戦から準々決勝のパラグアイ戦まで、4試合連続ゴール。ここ一番で勝てなかったスペインを、175センチの小柄なストライカーが高い決定力で引っ張った。
 スペイン代表通算ゴール数を43に伸ばし、歴代1位のラウルにあと1点と迫った。名門バルセロナへの移籍も決まったばかりの28歳。今大会で手にした栄誉を原動力に、新たな挑戦が始まる。(共同)

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2010年7月12日のニュース