×

清水 昨季の雪辱期し3得点で浦和粉砕!

[ 2009年7月29日 21:14 ]

清水―浦和 後半、3点目を決めて岡崎(右)と喜ぶ清水・青山

 【ナビスコ杯準々決勝・清水3-0浦和】試合開始から50秒もたたないうちの出来事だった。清水の長谷川監督は「いい時間帯で1点目を取れた」。左クロスをヨンセンがゴール中央へ折り返すと、浦和の阿部がオウンゴール。あっという間の先制劇だった。

 スタジアムにはうっすらともやがかかり、湿度は90%以上。まるで東南アジアのような、蒸した気候の中での試合だった。清水は1―0のままでも準決勝へ勝ち上がれるため、パスを回す浦和の攻撃を冷静に受け止め、時折鋭いカウンターで対抗する戦い方に徹した。
 昨年のナビスコ杯は決勝で大分に敗れてタイトル獲得に失敗した。エースFWの岡崎は「僕らは悔しい思いをしている。ほかのチームと違う思いがある」と雪辱を期す熱い胸の内を明かす。前半ロスタイムには、その岡崎が頭で追加点。後半には青山がダメ押し点を挙げ、浦和を粉砕した。
 清水は現在リーグ戦7位で優勝を狙うのが厳しい状況ということもあり、カップ戦への思いは格別だ。長谷川監督は「ベスト4に進めるが、そこを打ち破って昨年のリベンジを果たしたい」と頂点を見据えている。1996年以来2度目となるナビスコ杯制覇へ向け、準決勝でFC東京に立ち向かう。

続きを表示

2009年7月29日のニュース