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闘莉王は攻撃陣に注文「早く2点目取れ」

[ 2009年3月29日 06:00 ]

<日本・バーレーン>後半、激しく競り合う田中マルクス闘莉王(右)

 【日本1―0バーレーン】負傷を押してフル出場したDF闘莉王が、得点力不足を露呈した攻撃陣に注文をつけた。「勝ち点3は取ったけど、こういった試合は好きじゃない。早く2点目を取らないと、事故みたいな失点で台無しになってしまう可能性もある。安心できる試合運びをしないと」。勝利の直後とは思えない厳しい表情だった。

 14日のFC東京戦で右前頭部を7針縫う裂傷を負ったが、予定より1週間以上早い21日に抜糸し、痛みが残る中で強行出場。患部にクッションを当て、ジャパンブルーのテーピングで固定して完封に貢献した。

 指揮官の「蛮勇になるな」との指示を受け、攻撃参加は自重。セットプレーを除いて敵陣深くに入ったのは、前半33分の1回だけだった。「攻めたかったけど…。オレも成長したね」。今後も決定力不足が続けば“暴走”しかねない勢いだった。

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2009年3月29日のニュース