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6戦目ついに…大黒1056日ぶりJ復帰弾

[ 2008年8月24日 06:00 ]

<FC東京・東京V>後半16分、FC東京のGK塩田(下)と交錯しながらも同点ゴールを決める東京V・大黒

 【東京V2―1FC東京】待望の瞬間は0―1で迎えた後半16分に訪れた。スルーパスに反応した東京VのFW大黒が、前に出てきたGKをかわし、倒れ込むように右足を出す。トリノから移籍6戦目。通算7本目のシュートがついにゴールネットを揺らした。そして大歓声の待つスタンドへ。サポーターと喜びを分かち合った。

 「皆いつも応援してくれて、負けた時も“次、頑張れ”と言ってくれた。ダービーだし、勝って喜ばせてあげたかった」。今季初の逆転勝利、そして今季4戦目にして初となる“東京ダービー”での勝利を呼び込む同点弾は、G大阪時代の05年10月2日(対清水)以来1056日ぶりのJリーグ弾。柱谷監督も「毎日シュート練習をしなさいと言っていた成果が出た」と喜んだ。

 ピッチでも動きだしの速さは健在で、その魅力は日本代表・岡田監督のお眼鏡にもかなった。25日発表のW杯アジア最終予選バーレーン戦(9月6日)のメンバー入りも確実だ。「また頑張ります」。東京Vを救った泥くさい一撃。今度は再び日本代表の救世主になる。

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2008年8月24日のニュース