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森重が決勝ゴール!大分、終盤に均衡破る

[ 2008年8月24日 20:37 ]

<大分・大宮>後半41分、決勝ゴールを決め、森島と喜ぶ大分・森重(6

 【大分1―0大宮】引き分けも覚悟していた後半41分だった。CKからゴール前にこぼれた球に、北京五輪代表のDF森重が飛び込み、ゴールネットを揺らした。劇的な勝利にシャムスカ監督は「内容も技術的にも良くなかった中で、大きな勝ち点3だった」と喜んだ。

 北京五輪で勝ち点を奪えないまま帰国した森重が、悔しさをばねに躍動した。五輪は第1戦の米国戦で決定機を外し「あそこで決めておけば他の試合も違った結果になったかも」という思いは消えない。帰国後、まだ五輪の試合のビデオは見ていないという。

 この日はチーム全体的にミスも目立ったが、森重が得点だけでなく、守備の要としても無失点で切り抜けた。「悪い内容でも勝てるチームが強い。それは北京でも、Jリーグでも同じ」と粘り強い守りから、最後の得点機を逃さなかった。

 北京で苦い経験を積んだ主力が活躍し、チームは首位浦和に勝ち点差2に迫った。次節の京都戦をはさんで、浦和との直接対決が控える。指揮官は「この2試合で、まだ上の順位に行けると思っている」と自信を口にした。

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2008年8月24日のニュース