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反町ジャパン 名古屋に3―1で勝利

[ 2008年8月3日 18:52 ]

拍手で国内最終合宿を終える反町監督(中央)とサッカー男子の五輪代表イレブン

 サッカー男子の北京五輪日本代表は3日、名古屋市瑞穂陸上競技場でJリーグ1部(J1)名古屋と30分ハーフの練習試合を非公開で行い、3―1で勝った。主力不在の名古屋に対し、五輪代表は前半10分に森本(カターニア)のゴールで先制。一度追いつかれたが、後半に豊田(山形)が2ゴールを挙げた。これで3日間の国内最終合宿は終了。チームは4日に五輪1次リーグB組の米国戦(7日)とナイジェリア戦(10日)が行われる天津に移動し、本番へ向けた最後の調整に入る。

 点を取るべきFW陣がゴールを決め、いざ中国へ乗り込む準備は整った。J1名古屋との練習試合は森本、豊田の得点で3―1と快勝。反町監督は「ここまでやってきたことに手応えを感じている。いい最終合宿だった」と明るい表情で振り返った。負傷者もなく、チームは順調に仕上がっているようだ。
 試合開始時間を五輪本番と同じ午後5時に設定し、暑さや日照なども確認した。森本は「みんな体が良く動いていた。点を取れたことは良かったが、5時キックオフという状況を感じられた方が大きい」と話した。7月の壮行試合では思うようなプレーができなかった豊田は「最後の試合で結果を残せて良かった」と笑顔を見せた。
 非公開だったため詳細は不明だが、梶山は「サイドから速いボールを入れて、狙い通りに点が取れた。いい感じだ」と話す。本番を想定した環境の中で、納得のいくプレーができたチームには自信が漂い始めている。
 この合宿は体力的に厳しい練習メニューを消化し、最後に勝利のイメージを膨らませた。今後は負荷を落とし、7日の米国戦にピークを合わせていく。「いい形で初戦に入れる」と反町監督。チームはいよいよ決戦の地、天津へ旅立つ。

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2008年8月3日のニュース