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当落線上の男・興梠は奪首弾決めた

[ 2008年7月14日 06:00 ]

<鹿島・FC東京>後半41分、ゴールを決めガッツポーズの鹿島・興梠

 【鹿島4―1FC東京】鹿島のFW興梠慎三(21)が、北京行きに望みをつなぐ活躍でチームを首位へと導いた。後半16分に途中出場すると1分後にヒールパスでFWマルキーニョスの同点ゴールをアシスト。後半41分にはエリア内の素早い反転から右足で勝利を決定づける3点目を決めた。14日に発表される北京五輪代表メンバーは当落線上。「アピールできて良かった」と笑顔を見せた。

 まさにスーパーサブの真骨頂だった。30分間の出場で1アシスト1ゴール。しかも、後半17分のアシストはファーストタッチだ。反町監督は、興梠の持ち味を短時間で試合の流れを変えられる能力と評価している。

 チームはこれで再開後、4連勝。4月13日の浦和戦で敗れて陥落して以来、91日ぶりに首位を奪回した。「どう転んでも悔いはない」と興梠。鹿島が誇るスーパーサブの北京への執念が、連覇を狙う王者をトップに押し上げた。

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2008年7月14日のニュース