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オランダ強すぎる…反町監督ショック

[ 2008年6月2日 06:00 ]

 U―23日本代表の反町康治監督(44)が31日、スウェーデンのヘルシンボリ五輪競技場で行われた4カ国対抗戦を視察した。北京五輪1次リーグで同組のU―23オランダ代表はU―23ポルトガル代表に2―0で快勝。危機感を募らせた。

 ほぼベストの五輪メンバーで臨んだオランダの試合を見た反町監督は、表情をこわばらせた。「オランダの特徴が出ていた。効率よく勝つのはオランダらしい」。表情には実力の差を痛感したショックが出ていた。

 オランダはFWマカーイ、シボンのオーバーエージ(OA)2人が先発。まだOA枠が決まってもいない日本との差は明らかだ。MFマドゥーロ(バレンシア)、DFドレンテ(Rマドリード)が故障で外れたが、後半35分にゴールしたVVVフェンロの本田圭の同僚、FWアムラバトらが安定した戦いを見せた。

 さらに、足首のじん帯を痛めて欧州選手権出場が絶望的になったA代表のライアン・バベル(21=リバプール)について、デハーン監督は「回復次第で五輪代表に入れる可能性はある」と招集を示唆。オランダとの実力差をいかに埋めるのか、反町監督は頭を悩ますことになりそうだ。(ヘルシンボリ・木本新也)

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2008年6月2日のニュース