×

「なでしこ」は追い詰められたら強いのよ

[ 2008年6月2日 22:33 ]

前半、日本2点目のゴールを決める永里(16)

なでしこも3発!豪撃破で準決進出!

 サッカーのなでしこジャパンが力強く準決勝への扉を開いた。佐々木監督は「2点差をつけないといけない、という目標があった。積極的に失敗を恐れず、やってくれた」と選手を称えた。
 自力で1次リーグを突破するには、2点差以上の勝利が必要だった。重圧のかかる中、前半8分という早い段階で先制ゴールが生まれた。決めたのは、チームでただ1人、3試合連続先発の安藤。ゴールやや右でパスを受けると、落ち着いて右足で蹴り込んだ。
 先制点でリズムをつかんだ日本は前半34分に永里優が追加点。「1位通過か、帰国かという瀬戸際だった。外したら大変なことになる、と思って押し込んだ」と気持ちを込めたゴールだった。日本は後半5分に宮間が加点、反撃を1点にとどめて目標通りの勝利を手にした。
 北京への強化を見据えた場合、1次リーグの3試合で終わるのと、準決勝に進んで計5試合を戦うのとは大きな違い。チームの大黒柱、沢は「みんな気持ちが入っていた。なでしこは追い詰められたら、力を発揮する」と言って笑った。
(共同)

続きを表示

2008年6月2日のニュース