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鹿島 疲労困敗…3戦連続ノーゴール

[ 2008年4月24日 06:00 ]

<鹿島・北京国安>前半、競り合う鹿島・小笠原(左)と北京国安・マルティネス。右はダニーロ

 アジアチャンピオンズリーグ1次リーグF組の鹿島は北京で北京国安(中国)と対戦し、0―1で敗れた。勝てば1次リーグ突破が決まるところだったが、通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれ、得失点差で辛うじて首位を守った。G組のG大阪は山崎雅人(26)の2得点でメルボルン(オーストラリア)に2―0で快勝し、3勝1分けの勝ち点10で同組首位を守った。メルボルンは同3で1次リーグ敗退。

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 またしてもゴールは遠かった。勝てば1次リーグ突破が決まるところだったが、0―1で敗れたことで勝負の行方は最終戦まで持ち越し。約1万人の相手サポーターのブーイングが鹿島イレブンに重くのしかかった。

 「重要なのはきょう負けたことではなく予選を突破すること。得失点差がウチが13(実際には14)で北京国安が4であることを考えれば、残りの2試合をしっかりと勝つことが大事」とオリヴェイラ監督は努めて冷静に振り返った。

 だが、気がかりなのが最近の得点力不足だ。これで公式戦は3戦連続の無得点。リーグ戦では開幕5連勝と最高のスタートを切ったが、過密日程の影響でここ2試合は勝利なし。首位からも陥落した。この日の一戦で予選突破を決めれば、残り2試合は消化試合となりターンオーバー制を導入することも可能だったが、これで5月末まで続く過密日程の緩和は難しくなった。

 MF小笠原は「得失点差はあるけど何があるか分からない。いつかは点が入るだろう、ではなくみんなで意識するべき」と危機感も口にした。残り2試合は、絶対に取りこぼせなくなった。

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2008年4月24日のニュース