岡ちゃん、俊輔に未練…追加招集も

バーレーン戦の代表選考の経緯を説明する岡田監督

　日程の関係で中村の招集を見送った岡田監督だが、スコットランドで活躍する司令塔の招集には最後まで未練たらたらだった。「今まで招集していないのは単にスケジュールの問題」と重要な戦力であることを強調し「試合直前に合流してもチームも本人もいいパフォーマンスにはならない」と続けた。その上で今後の状況次第では中村を追加招集する可能性を示唆。「グレトナの情報は入っている。試合日程が変われば追加招集はありえる」と説明した。

　セルティックが２３日に対戦予定のグレトナは破産手続きを申請中。開催が危ぶまれていた１５日のアウェー・アバディーン戦は決行されるが、今後の試合に関しては流動的な部分が多い。２３日のホーム・セルティック戦の開催に自信を示しているが、管財人とスコットランドリーグ側の交渉次第では日程変更の可能性は残されている。

　招集を見送られた中村は「バーレーン戦に出たい気持ちはあるけど、日程を考慮してくれた日本協会の考え方に合わせるしかない」と心境を語った。２３日の試合が消滅すれば、バーレーン戦前最後の試合は１５日のマザーウェル戦。日本代表のドバイ合宿初日からの合流が可能となり、日程の問題はクリアされる。チームづくりを大きく左右する重要な問題。いずれにしても岡田監督はスコットランドリーグの決断をただひたすら待っている。