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猪瀬知事が帰国会見「できることを一緒にやろう」都民への報告会も

[ 2013年9月10日 19:31 ]

 ブエノスアイレスで国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席した東京都の猪瀬直樹知事らが10日帰国し、都庁で記者会見した。知事は2020年東京五輪に向け「都民、国民の力を結集してそれぞれができることを一緒にやろう」と呼び掛け、最終プレゼンテーションのメンバーも抱負や感謝の言葉を述べた。

 知事は「皇室も含めてチーム日本が一丸となった結果、勝利を勝ち取った」と強調。「不確実な世界情勢の中で、オールジャパンで最高の大会に仕上げなければならない」と語った。

 フェンシングの太田雄貴選手は「みんなの思いを乗せてプレゼンの場に立った。完璧なオリンピックがつくれるよう、これからも頑張っていきたい」と話した。

 ニュースキャスターの滝川クリステルは「人生初の『凱旋帰国』を経験した。空港に降りると国民の皆さんが喜んでくれていて、実感が出てきた」と笑顔。

 パラリンピック陸上の佐藤真海選手は東京五輪に出場する気持ちがあるかを問われ「まだ考えていない。それよりも大会が成功するように力を尽くしたい気持ちの方が強い」と応じた。

 会見に先立ち庁舎前の広場では都民への報告会が行われ、詰めかけた約6千人が太田選手や佐藤選手らに「ありがとう」と歓声を送った。帰国直後の成田空港では到着ロビーに集まった約300人が拍手で出迎え、知事は「新しい歴史ができましたね」と語った。

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2013年9月10日のニュース