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ナイジェリアまた“天敵”にやられた

[ 2008年8月24日 06:00 ]

表彰式後、マラドーナ氏と記念撮影するナイジェリア代表イレブン

 【北京五輪・サッカー男子 ナイジェリア0―1アルゼンチン】母国で「ドリームチーム」と呼ばれたナイジェリアだが、2度目の五輪制覇は夢に終わった。初優勝した96年アトランタ大会決勝の再現となった顔合わせで今回は敗北。メッシがいるアルゼンチンに決勝で敗れた05年U―20W杯メンバーにとっては雪辱を誓った舞台だったが、返り討ちに遭った。

 「アルゼンチンは本当にいいチームだった。守備が堅く、前線にはメッシやアグエロのような選手がいる。でも、結果には失望している」とシアシア監督は振り返った。

 05年U―20W杯は自ら指揮。メッシのPK2発で敗れた決勝はメッシとアグエロを止められず、ファウルで倒した結果だった。今回はその反省からペナルティーエリア周辺での不用意なファウルを避けるよう選手に伝えつつ、メッシがボールを持つと素早い寄せでマークを指示。しかし、失点の場面は予想外のこぼれ球に反応が遅れ、天敵に決定的な仕事を許した。

 それでもクラブ側の派遣拒否などで一部主力や招集予定だったオーバーエージ選手を欠いた中、決勝に進出。オデムウィンギエは「銀メダルは素晴らしい快挙。満足している」と笑顔を見せた。

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2008年8月24日のニュース