カヌー北本＆竹屋　メダル争い演じ５位入賞

女子カヤックペア５００メートルで５位に入賞した北本（前）、竹屋組

　【北京五輪　カヌー】フラットウオーター女子カヤックペア五百メートルで北本忍（富山県体協）竹屋美紀子（山形・谷地高教）組が５位入賞を果たした。スタートで飛び出すと、２５０メートルを４位で通過。後半は１艇に抜かれたが、タイムは３位フランスと１秒１６３差の１分４３秒２９１で、最後までメダル争いを演じた。北本は「メダルを信じていたので悔しいけど、力は出し切れました」と振り返った。

　２人は０５年８月からペアを組み、目標を北京五輪でのメダルに絞り練習を重ねてきた。世界各地の大会を転戦した成果もあり、息はぴったり。「北本さんのちょっとした動きで考えていることが分かる」（竹屋）までになった。日本の今大会のカヌー競技での入賞は３種目目で、８４年ロサンゼルス大会以来の快挙。カヌー連盟が多額の借金を背負ってまでハンガリーに練習拠点をつくるなど、強化に力を注いできたことが実った。