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北島は日本のMVP 感激の北京で今度は旗手

[ 2008年8月24日 21:31 ]

北京五輪閉会式で日本の旗手を務める北島康介選手(中央)

 感激の夏を過ごした北京に、再びやってきた。今回は競泳会場の「水立方」ではなく「鳥の巣」に。競泳男子平泳ぎで史上初の2大会連続2種目制覇を果たした北島康介(日本コカ・コーラ)が閉会式の日本選手団旗手を務めた。

 「事実上の日本の最優秀選手といえる」。福田富昭団長は理由をこう説明した。開会式の旗手は卓球女子の福原愛(ANA)だったが、選手団は「閉会式では活躍した選手に任せよう」と計画。レスリング女子55キロ級金メダルの吉田沙保里(綜合警備保障)らも候補となったが、百メートル平泳ぎの世界新での金メダルに「その根性は全スポーツ界の模範となる」(福田団長)と北島の起用が決まった。

 男子四百メートルメドレーリレーの銅メダルも加え、アテネに続いて3個のメダルを手にした北島は、旗手選出の急な決定で二十四日午後に北京入り。「最高の自分を表現できればと思っていた。気持ち良く泳げた」と目標を達成した地で、日本の「顔」として五輪のフィナーレを飾った。(共同)

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2008年8月24日のニュース