【先週の新馬戦】ブレス 桁違いの末脚、ボウルズは素材確か

[ 2017年9月20日 05:30 ]

 雨で渋った馬場を目の覚めるような末脚で差し切ったのが、日曜中山芝マイル戦のトーセンブレス。出遅れて序盤は最後方から。直線入り口で外に持ち出されると、軽く仕掛けられただけで異次元の伸び。急坂でも勢いそのままに、余力たっぷりのまま後続を突き放した。上がり3Fは最速となる34秒0。同2位は3着馬がマークした35秒1だから、まさに一頭だけ“桁違い”。同じく加藤征師が管理した母ブルーミンバーは短距離で7勝。母譲りのスピードと父ディープインパクトの切れを兼ね備えた逸材だ。

 阪神の芝マイルで勝ち上がったボウルズも粗削りながら素材は確か。道中はやや力みながらの追走となったが、鞍上がガッチリ押さえ込み何とか我慢が利いた。直線は内にモタれながら上がり3F33秒5の切れ味。気性が成長して緩さが解消されれば、面白い存在になりそうだ。

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2017年9月20日のニュース