藤田菜七子 JRAでの20歳初勝利「最後はリードもあって余裕を持って追った」

[ 2017年8月20日 16:48 ]

 今月9日に20歳になった藤田菜七子(根本)が20日、新潟7Rをコパノビジンで制し、JRAでの20歳初勝利を挙げた。20歳初勝利は15日、盛岡で行われたヤングジョッキーズシリーズでひと足先に達成していたが、ホームでも8戦目のスピード勝利となった。

 2番手から3コーナー手前で先頭に立つと、そのまま押し切って5馬身差の圧勝だった。「前走、今回とスタートから出して行った分、力んだ感じだったが、力が違うところを見せてくれた。最後はリードもあって余裕を持って追った」。

 これで今年JRA8勝。19歳最終週には2日連続で勝ち星を挙げるなど今夏好調。増沢由貴子さんが同じデビュー2年目の97年に記録した11勝のJRA女性騎手年間最多勝利が見えてきた。「このままの勢いで1勝ずつ積み重ねて結果を出せれば」。ウイナーズサークルで多くのファンにサインを求められ、時間ギリギリまで応じた菜七子。少しずつ余裕が出てきた“オトナ”の笑顔が光っていた。

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2017年8月20日のニュース