【万哲の乱 特別編】11日阪神11R ここ照準のクインズミラーグロ

[ 2017年6月11日 08:00 ]

 阪神11R・マーメイドSは前売りオッズも割れて、今年も波乱ムード。過去10年の負担重量別成績を調べると、ハンデ53キロが【72422】で圧倒的に強い。56キロが【11113】、55キロが【11114】で続くが、成績は急に落ちる傾向。トップハンデ56キロのトーセンビクトリーや、55キロのマキシマムドパリ、同じく55キロのビッシュは「ハンデ」からはちょっと推しにくい。

 ところが、今年は出走馬12頭中、ハンデ53キロの馬が実は1頭もいない。これは困った?で、近似値を採用して、54キロの(4)クインズミラーグロを指名だ。現在、重賞で3戦連続3着と好走中。実は前走・福島牝馬Sのレース当週から、和田道師は「福島牝馬Sの結果に関係なく、この後はマーメイドSに行く。(5月の)ヴィクトリアマイルは距離も合わないので」とG1には見向きもせず、適距離&相手関係を考慮して、ここに照準を絞っていた。2000メートル戦は3走前の愛知杯で好位からうまく立ち回って、粘り強く伸びた。さらに今回の阪神芝2000メートルでは昨年12月のカウントダウンS(1着)で今回人気の1頭のマキシマムドパリを封じ、快勝した実績がある。背負い慣れた54キロなら問題はなく、重賞初制覇のチャンス。

 《もうひと押し》東京9R・小金井特別は(7)ダノンフェイス。東京ダートでは昨年6月の重賞ユニコーンS(6着)でも見せ場はつくっていた。降級したここなら、力は一枚上。

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