【梅ちゃん先生 特別編】11日東京9R チュラカーギーの鉄砲駆け

[ 2017年6月11日 08:00 ]

 本紙コラムではエプソムCのレッドレイヴンをイチ押ししたが、競馬新聞をながめてみると…。こちらよりもはるかに藤沢和厩舎に精通した番記者たちが揃って無印。「やっぱり無理なんじゃねえのか」。酒友の金城が心配そうな顔を向けてくる。「ここを叩いて勝負は函館」。事情通からそんな声まで聞こえてくるが、休養中の調教量は半端ではない。右後肢に疲れが出やすい体質を考えれば、この一戦が入魂の勝負だろう。弱気の虫を押し殺して単複勝負。

 東京9Rは沖縄言葉で美人(チュラカーギー)と名付けられた牝馬も休み明けから狙える。鉄砲の利く気性。万全に仕上げたうえで1000万降級を待っていた。砂の申し子。芝の切れ目から発走する中山ダート1200メートル舞台(最初の84メートルが芝)よりもオールダートの東京1400メートル戦の方が競馬しやすい。

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2017年6月11日のニュース