【ベルモントS】エピカリス出走取消…右前肢ハ行で獣医師判断

[ 2017年6月11日 05:30 ]

 7日の追い切り後に右前脚の蹄にアクシデントを発症したエピカリス(牡3=萩原)が日本時間10日夜、米3冠最終戦「第149回ベルモントS」(発走11日午前7時37分=現地時間10日午後6時37分)の出走を右前肢ハ行のため、急きょ取り消した。獣医師の判断で出走不可能と判断された。

 追い切り翌日からは馬場入りを控え、消炎剤を投与するなど回復を図ったもののゲートインできずとなった。萩原師は「前脚の炎症は決して深刻な問題ではなく、ほぼ出走できる状態でしたが時間が足りませんでした。出走に向けて厩舎チームはベストを尽くしてくれました。ファンの皆さまには大変申し訳ございませんが、本日出走できないという事実に向き合わないといけません。厩舎スタッフや現地の獣医師など精いっぱい努力してくれたことに大変感謝しています。帰国後はできる限り早くファンの皆さまに元気な姿を競馬場でお見せできればと思います」とコメントした。同レースでは08年にカジノドライヴが挫石により出走を取りやめている。またしても日本馬の米クラシック制覇は夢と消えた。

 なお、馬券はすでにインターネット投票(A―PAT&即PAT)で発売されており、発売開始直後はエピカリスが1番人気だった。発売締め切り時間は発走予定時刻の4分前まで。式別は単勝、複勝、馬単、馬連、ワイド、3連単、3連複の7種類。払戻率は国内と同様で、JRAプラス10の対象競走となる。

 エピカリスに絡む馬券の購入者には取り消しと同時に返金された。

続きを表示

2017年6月11日のニュース