【有馬記念】あれやこれやのドタバタ劇これぞGP

[ 2015年12月24日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=23日】関東から長期出張中の岡本は本命も考えていたショウナンパンドラ担当に立候補。午前7時、朝一番の坂路に熱視線を送った。1本目に続いて2本目に4F55秒2。軽めでも動きは悪くない。この日の追い切りには乗らなかった池添の会見は9時から。有馬3勝ジョッキーの「オールカマーが強いレースだったし、問題ない舞台」との言葉に背中を押される思いだったが、事態は急変していた。

 10時15分からの高野師の会見で、まさかの回避が発表された。会見を聞いてから池添を取材。有馬の直前回避はいつも陣営の無念さがヒシヒシ伝わってきて胸が痛む。

 あ、そうだ。これでダービーフィズが繰り上がる。慌てて美浦の梅崎先輩に連絡。「分かった、取材に行ってくる」と頼もしい言葉にようやくひと息ついたところに、10時30分からの会見を終えた池江師と取材陣が通りかかったので合流。オーシャンブルーの鞍上が石川と発表された。

 石川くん、いいチャンスをもらったな。おっと、これも美浦に報告しなくちゃ。今度は若手同士で石川と仲のいい高木に電話をすると「そうなんですか、凄いっすね」との返答。「キミの感想はいいから取材よろしく!」。目の回る慌ただしさだが、これも有馬ならでは。栗東9日目の44歳は大きく肩で息をした。 

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2015年12月24日のニュース