【ホープフルＳ】ロードクエストパワーアップ！“今回はさらに良い”

坂路を単走で追い切るロードクエスト

　２歳重賞ホープフルＳの追い切りが２３日、美浦、栗東トレセンで行われた。無傷２連勝で新潟２歳Ｓを制したロードクエストは開門直後に坂路登場。小島茂師自ら騎乗し、単走で４Ｆ５８秒８～１Ｆ１３秒５。コースの中央を馬なりで力強く駆け上がった。指揮官は「助手と話し合った結果、きのう（火曜）乗った時点で体はできていると判断。単走で軽くやったが、動き自体も良かった」と順調な仕上がりをアピールした。

　２戦目の新潟２歳Ｓは上がり３Ｆ３２秒８の剛脚で内から直線一気。道中最後方から、直線だけで１７頭をごぼう抜きの衝撃だった。２着に破ったウインファビラスが阪神ＪＦ２着だから、強さは計り知れない。中間は放牧を挟み、パワーアップを図った。同師は「この馬は乗っていて、常に安心できる。前走時も良かったけど、幅が出て、今回はさらに良くなっている」と確かな成長に目を細める。

　初の中山に加え、初の２０００メートル。強力関西馬が東上する皐月賞と同舞台のここは、ターニングポイントになる。「ここで強くやれば早熟になってしまうのでやっていないが、着実に馬は成長している。今回結果を出せれば、先々が楽しみになる」と同師は無傷３連勝でクラシックに名乗りを上げる腹づもりだ。